腹痛

腹痛は多くの人が経験する症状であり、急な腹痛から持続する腹痛まで様々なタイプがあります。
腹痛は消化器系の疾患や異常に起因する場合だけでなく、泌尿器系や腹壁の神経や筋肉の問題によっても引き起こされることがあります。 また、腹痛によって緊急入院をしても、原因が特定できない腹痛が40%を超えると報告されています。
このように、腹痛の診断は困難なものとなる場合もあります。

胃・十二指腸潰瘍

慢性的な炎症により、胃や十二指腸の粘膜が傷つけられ、欠損が生じる疾患です。
胃やみぞおち周辺の痛みや、消化管からの出血によるタール便（黒い便）などの症状が現れることがあります。

逆流性食道炎

空腹時や朝方に起こる腹痛、胸焼けの症状が現れる疾患です。

急性虫垂炎（盲腸）

虫垂に炎症が起きる疾患では、初期段階ではみぞおちの痛みや吐き気、食欲不振などの症状が現れます。
時間の経過とともに痛みの箇所が変化し、右下腹部へと移動していく特徴があります。
腹膜炎が併発する場合には高熱が伴うこともあります。

急性膵炎

急性膵炎は、突然膵臓に炎症が生じる疾患です。
発症すると上腹部（みぞおちからへそまで）の痛みと共に、強い背部痛が起こることもあります。

過敏性腸症候群

慢性的に（3か月以上）下痢や便秘が繰り返さす疾患です。

感染性胃腸炎（ノロウイルス/カンピロバクター等）

ノロウイルスやロタウイルス、カンピロバクターなどによって引き起こされる胃腸炎は、主な症状として腹痛、下痢、嘔吐、発熱などが現れます。

胃カメラ(胃内視鏡検査)

胃カメラ検査は、食道や胃、十二指腸の粘膜の状態を直接観察することで、腹痛の原因となる異常や疾患を見つけ出す検査です。
疑わしい病変が発見された場合には、検査中に採取した組織を生検検査に送ることも可能です。
この検査は炎症や潰瘍、がんなどの確定診断に有効です。

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

胃カメラ検査は、食道や胃、十二指腸の粘膜の状態を直接観察することで、腹痛の原因となる異常や疾患を見つけ出す検査です。
疑わしい病変が発見された場合には、検査中に採取した組織を生検検査に送ることも可能です。
この検査は炎症や潰瘍、がんなどの確定診断に有効です。

腹部エコー検査

胃カメラ検査は、食道や胃、十二指腸の粘膜の状態を直接観察することで、腹痛の原因となる異常や疾患を見つけ出す検査です。
疑わしい病変が発見された場合には、検査中に採取した組織を生検検査に送ることも可能です。
この検査は炎症や潰瘍、がんなどの確定診断に有効です。

腹部レントゲン検査

腹部レントゲン検査は、身体にＸ線を照射してお腹の内部を撮影する検査です。主に小腸や大腸の病的な拡張や腸閉塞の有無を診断するために行われます。

血液検査

血液検査は、腹痛を引き起こす可能性のある炎症や貧血などの異常を調べるために行われる検査です。
採取した血液を検査し、赤血球、白血球、血小板の数や形態、ヘモグロビン濃度、炎症マーカー、肝機能、腎機能などの数値を測定します。