肩凝りと自律神経の乱れについて
2024.03.23
こんにちは。まずはネットでクリニックのナースです。慢性的な肩こりに悩まれている方も多いと思いますね。マッサージをしてもまたすぐに凝ってしまうという方は、「自律神経の乱れ」が原因かもしれません。以下に、肩こりの原因と自律神経を整える習慣をご紹介します。
当院では医師が適切な判断をし、身体を温める漢方や筋肉の使い方、ストレッチの仕方も教えてくれたりしています。肩が痛すぎて何かの病気ではないかとご来院される方が多くいらっしゃいますが、肩凝りだったということが多いです☺
以下に詳しい解説をしていきます。
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自律神経の乱れと肩こりの関係:
- 自律神経の中でも「交感神経」が優位に働いてしまうと、血管が緊張状態になり、血液の循環が悪くなります。
- すると、筋肉への血液の供給が不十分となり、筋肉が硬くなり、肩こりの原因となります。
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自律神経を整える習慣:
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睡眠時間の確保: 適切な睡眠時間は6時間半〜7時間と言われています。忙しくても睡眠時間はきちんと確保することが大切です。
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日光を浴びる: 日光を浴びることによって「概日リズム」(体内時計)を整えることができます。
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背骨のストレッチ: 長時間のデスクワークや運動機会の減少によって背骨を長時間動かさない状態が続くと、血液の循環が悪くなり、自律神経が乱れてしまいます。以下のストレッチを試してみてください:
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ストレッチ①:
- あぐらの姿勢で両手を組んで前に押し出します。
- 背中を丸めておへそを覗き込みます。この時に、腕の中に大きなボールを抱えるようなイメージで行います。
- 手の平を天井方向に向けて上に背伸びをします。視線は斜め上を見ます。これを5セット程行います。
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ストレッチ②:
- 両膝を右側に倒し、横坐りの姿勢で両手を頭の後ろで組みます。骨盤が後ろに倒れないように注意してください。
- 身体を左側に傾けます。右肘を天井方向に引き上げることで、右脇腹の伸びを感じます。これを左右10秒ずつ行います。
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ストレッチ③:
- 両膝を右側に倒した横坐りの姿勢になります。
- 身体全体を右にねじります。肘を床につけます。背骨は伸ばした状態で行います。左側のお尻は床から浮かせた状態で大丈夫です。これを左右20秒ずつ行います。
自律神経を整えるストレッチでは「呼吸」がとても大切です。基本的には鼻呼吸を行いますが、鼻で呼吸をしづらい方は、吐く時に口から吐いてみましょう
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